【相談事項】

マイカーの購入を考えています。その際、父から100万円を援助してもらう予定でおります。この場合、贈与税はかかりますか?また、贈与税とはどのような税金か教えてください。

 

【回答】

贈与税は個人から財産の贈与を受けた場合、その贈与を受けた人にかかる税金です。質問者の場合、贈与税の基礎控除には年110万円の基礎控除があるため、その年に他の贈与を受けなければ贈与税はかかりません。

 

贈与税の具体的な計算方法は?

1/112/31までの1年間に贈与を受けた財産の合計額から、基礎控除額の110万円を控除した金額に、贈与税の税率を掛けます。

 

同じ年に母からも50万円の贈与を受ける場合は?

父からの分を合わせると年間で150万円の贈与を受けることになります。この場合、150万円から110万円を差し引いた40万円に対して課税され、贈与税は4万円になります。

 なお、基礎控除は毎年控除できますので、例えば今年は父から100万円、来年は母から50万円と、年を分けて贈与を受ける場合は、贈与税はかかりません。

 

申告の手続きは?

贈与を受けた都市の翌年21日から315日までに、税務署に申告をして納税します。

なお、年110万円以下の贈与であれば申告は必要ありません。

 

相続時精算課税という特例制度があると聞いたのですが?

60歳以上の父母や祖父母から、20歳以上の子や孫へ、2,500万円まで無税で贈与できる制度です。ただし、この制度を選択した後はその贈与者からの贈与について、毎年110万円の控除枠が使えなくなります。選択に当たっては、事前に専門家に相談するなど、慎重に検討してください。

 

他に留意点は?

現金を贈与する場合は、金融機関の口座振込で行うなど、贈与の事実を明確にしておくことをお勧めします。

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